研究サポータ制度の趣旨と概要

研究サポータ制度の趣旨と概要についてご紹介します.

はじめに

北海道大学大学院情報科学研究科システム情報科学専攻では,より高い能力と意識を持った人材育成のために,大学院教育の改革プロジェクトに取り組んでおります.そこでひとつの方向性として,修士課程や博士課程に在籍する学生が,自分の所属する研究室の中に閉じこもることなく,学生自らがより広い学びの場を形成していくことを組織として支援していこうと考えています.社会の中のさまざまな立場や専門性を持った方々との交流の機会をもつことで,より広い視野と社会的関心を持った人材育成を目指して,このほど,「研究サポータ制度」をスタートさせることといたしました.

研究サポータとは

研究サポータとは,ボランティアで学生の研究上の相談にのって頂く方の名称です.大学院の学生に対して,最大3名までの研究サポータを登録できるものとします.

研究サポータの行う内容

担当する学生からの研究上の相談に,無理のない範囲で対応していただきたいと考えています.基本的には電子メールのなどの手段により学生から寄せられた相談内容にアドバイス頂くことが中心かと思います.また,もしも可能でしたら,面談による指導,資料提供,機材貸与,研究成果等に対する評価(コメント)などもお願いできたらと思います.

研究サポータの実施に際しては

基本的に年度ごとにお願いをいたしますが,継続して複数年お願いすることもあります.研究サポータに関してはボランティアでお願いいたしますので,大学の非常勤講師としての身分や実施の伴う報酬等はありません.また,指導内容や業務の都合などで年度途中で辞退されても構いません.なお,指導を受ける学生に関して発生する各種の経費は指導教員側で原則として負担いたします.

研究サポータ氏名の公開について

研究サポータの方からのご了解がいただける場合には,当専攻のウェブページ等で研究サポータをお願いしている方のお名前を公表させていただきます.匿名をご希望の場合にはお名前,所属等は公表しません.

指導教員との関係は

学生に関するテーマ設定や研究指導などについては当専攻の指導教員が責任を持ちます.研究サポータの方は,そうした通常の指導+αの部分の指導をお願いしたいと思います.また,電子メールなどの相談に関しては,原則としてはCC(カーボンコピー)で相談状況が指導教員に把握できるようにお願いします.

学生のメリットは

自分の取り組む研究に対して,指導教員とは違った立場からのご意見等をもらえることです.特に実用化に向けた企業の観点からのご意見や評価などは,学生にとって貴重なものとなります.また,研究サポータの方々との交流は,学生が大学院を修了した後においての財産になるものと考えております.

研究サポータのメリットは

指導する学生を通じて,所属研究室の教員との関係ができ,将来においての共同研究などに発展していくことが期待されます.また中間発表会や論文公聴会等の専攻の行事に参加いただくことで,システム情報科学専攻に所属するさまざまな専門分野の研究者との交流が広がります.

指導教員のメリットは

自分が指導して学生が実施している研究テーマに対して,他の専門家の意見を反映させることができます.また,学生の指導を介して,他の分野の専門家の方々と交流をはかることができます.

知的財産等について

研究サポータの活動範囲の範疇では特許等の知的財産の権利等に関わる内容は扱わないこととします.もしも知的財産等に関して,正式な対応が必要となった場合には関係者の間で協議の上,適切な措置をとることとします.